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中古住宅、欠陥なら保険で補償 住宅大手10社

積水ハウスなど大手住宅メーカー10社による優良ストック住宅推進協議会(スムストック)は20日、同協議会が売買を仲介する中古住宅に欠陥が見つかった時に修繕費用などを補償する専用の「瑕疵(かし)保険」を無料で提供すると発表した。住宅保証機構(東京・港)と組み保険を付与。購入時の安心確認にかかる費用を抑え、流通を後押しする。

一般に、中古住宅に瑕疵保険を付ける場合は有料で建物の状態を調べる住宅診断(インスペクション)が必須だが、協議会が仲介する物件についてはインスペクションなしで保険を付与する。

スムストックは大和ハウス工業住友林業など10社が建てた住宅を独自基準で査定し、中古の戸建て物件の売買を仲介している。2016年度の仲介数は前年度比1割増の1600棟を見込む。和田勇会長(積水ハウス会長)は同日都内で開いた活動報告会で、「『中古』ではなく『既存』住宅の呼び名で浸透させ、若い人も家を買いやすい制度を整える。新たな市場として年1万棟の仲介を目指す」と話した。

スムストックが仲介する住宅で、4月から専用の瑕疵保険を無料で付けて販売する。引き渡しから最大5年間、建物の構造や設備に欠陥が見つかった場合に1000万円までの修理費用を補償する。スムストックの扱う物件は数年ごとの点検を実施しているため、加入時に必要な事前に劣化状況を調べるインスペクションなしで保険を付ける。

既存住宅の売買では引き渡しから3カ月以降に見つかった欠陥について、売り手は責任を負わない。このため、買い手が6万円ほどのインスペクション代や保険代を負担することが多かった。

16年の新設住宅着工戸数は15年比6.4%増の96万7千戸。マンションでは16年に首都圏で中古の契約戸数が新築を上回ったが、戸建てでは住宅流通量に占める中古の比率は15%ほどにとどまる。専用保険で消費者が安心して購入できるようにし、流通拡大を目指す。

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