2017年の訪日客は2700万人に JTB予測
JTBは20日、2017年の訪日外国人数は16年見通しに比べ1割以上多い2700万人に達するとの予測を発表した。伸び率は16年より鈍化するものの日本人気は底堅く、中国を中心にクルーズ船による訪日客が増えるとみている。日本人の国内旅行は0.4%増の2億9800万人、海外旅行は16年と同じ1700万人と予測する。
国内旅行の消費額は0.8%増の10兆4100億円を見込む。17年4月に名古屋市に屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」が開業予定で、愛知県の内外だけでなくアジアを中心とした訪日客も多いとみる。
海外旅行では全日本空輸と日本航空が17年2月から燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を復活することで、長距離旅行を控える傾向が出る恐れがあると分析する。ただ「前年に比べて円安になる可能性が大きく、旅行単価は上昇する」(JTB)とみて、海外旅行の総消費額は3.7%増の4兆2千億円と推計している。
JTBが11月2~14日に計1200人にアンケートを実施し推計した。
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