2017年11月25日(土)

世界の原発、8基が新規稼働 うち5基は中国

2017/4/20 17:34
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 日本原子力産業協会が20日まとめた世界の原子力発電開発の動向によると、17年1月1日現在で運転中の原発基数は439基と5基増えた。新たに運転を開始した8基のうち5基を中国が占めるなど偏重は変わらず、残りは韓国、米国、ロシアが1基ずつ。三菱重工業の受注が確実とみられていたベトナムが白紙撤回するなど、新興国でも新設は難航している。

 記者会見した同協会の高橋明男理事長は「たしかに初期投資は増加しているが、長い目で見れば原発にはメリットがある」と述べた。運転中の439基を合計した発電設備容量は4億600万キロワットと、2年連続で過去最高を更新した。「建設中」の69基にも新たに中国が3基、パキスタンが1基入り、中国の旺盛な投資意欲が健在だった。

 一方、新たに閉鎖された原子炉は日本、米国、ロシアの3基に「建設中」だったもんじゅ(廃止決定)を加えた計4基。19日には原子力規制委員会が国内4社の原発5基の廃炉を認可するなど、廃炉となる原子炉が今後は増えるのが確実だ。

 「日本は大量廃炉の時代に入った」と高橋理事長も話す。日立製作所、東芝、三菱重工のプラント3社も廃炉を重点分野として強化している。30~40年かかるとされる福島第1原発を含む廃炉作業のノウハウを蓄積し、世界の廃炉ビジネスを活性化する役割が日本企業には求められそうだ。

(市原朋大)

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