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三菱自、燃費5~10%不正に上乗せ 軽4車種62万台

(更新)

三菱自動車の相川哲郎社長は20日、国土交通省で記者会見し、同社が生産する軽自動車4車種で燃費試験時に、燃費を実際より良く見せるためにデータを改ざんする不正が行われていたと発表した。相川社長は「お客さまと関係者に深くおわびする」と陳謝した。

燃費試験に関する不正行為について謝罪する三菱自動車の相川哲郎社長(左)(20日午後、国交省)=写真 小林健

三菱自の「eKワゴン」など2車種と、同社が受託生産し日産自動車が販売する「デイズ」など2車種が対象。いずれも2013年6月に発売。2016年3月末までに計62万5000台を販売した。

タイヤの抵抗や空気抵抗の数値を意図的に操作し、実際より燃費が良くなるよう届け出ていた。軽の開発で提携する日産が燃費性能を調べたところ数値に開きが見つかり、三菱自に確認を求めた。その後の三菱自の社内調査で不正が発覚したという。

不正の詳細は調査中だが、実際の燃費は届出数値より5~10%悪くなる可能性が高いという。

三菱自動車の「eKワゴン」(右)と日産自動車の「DAYZ」(2013年5月、岡山県倉敷市の三菱自動車水島製作所)

相川社長が不正を知ったのは4月13日。18日に日産に報告したという。相川社長は「担当部署の部長が『自分が指示した』と話しているが、真相についてはまだ調査中だ」とした上で「私は不正を知らなかったが、経営者として責任を感じる」と述べた。自らの進退については「なぜ不正をしてまで燃費を良く見せようとしたのか、原因を解明することが先決だ」と説明するにとどめた。

中尾龍吾副社長は「目標値を達成するため不正をした可能性が大きい」とした。相川社長は業績への影響については「どのくらい影響が広がるのか見通せない」と述べた。

三菱自では過去に2度の大規模なリコール隠しが発覚した。度重なる不祥事について相川社長は「社内にコンプライアンス(法令遵守)を徹底することの難しさを感じている。無念であり、じくじたる思いだ」と述べた。

対象車両の生産・販売を中止し、燃料費の差額などの補償については今後協議する。海外市場向けの車両についても調査するという。併せて外部の有識者による調査委員会を設置し、結果を公表する。

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