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沢井製薬、米後発医薬品を1175億円で買収

2017/4/20 15:14 (2017/4/20 18:09更新)
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後発医薬品大手の沢井製薬は20日、米国の同業アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(ミネソタ州)を総額約1175億円で買収すると発表した。アドバイザリー費用など関連費用の概算約20億円を含む。現地の子会社を通じて6月末までに株式を取得する。大型買収で製品群を拡充し、世界最大の医薬品市場である米国での事業を強化する。

アップシャー・スミス・ラボラトリーズの買収について記者会見する沢井製薬の沢井光郎社長(20日午後、大阪市淀川区)

アップシャー・スミスの親会社から10億5000万ドル(約1155億円)で全株を取得し、このほかアドバイザリー費用を支払う。アップシャー・スミスは1919年に設立し、約30品目の後発薬などを持つ。市場シェアや収益性が高い中枢神経系や低カリウム血症の治療薬など強みだ。

米国の後発薬市場は年約10兆円と、日本の10倍以上あるとされる。沢井製薬は2013年に米国に進出したが、今年に発売を予定していた脂質異常症の治療薬「ピタバスタチン」に対して興和と日産化学工業から特許侵害で訴えられていた。

血中のコレステロール量を減らす仕組みのピタバスタチンは日産化学工業が原薬を製造し、米国の販売権は興和が持つ。現在は和解契約を結んだが、ピタバスタチンの発売は23年以降にずれ込む見込みとなっていた。

20日に会見した沢井光郎社長は、買収理由について「アップシャー社は米国内での知名度が高い。沢井製薬は海外における事業基盤、FDA(米食品医薬品局)対応の経験(不足)が課題だった」と説明した。

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