入社2年前に内定 ユニリーバ日本法人、新卒採用に新制度

2017/6/19 12:50
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日用品大手、英蘭ユニリーバの日本法人、ユニリーバ・ジャパン(東京・目黒)は19日、大学の新卒学生と既卒者を対象に、最速で入社の2年前に内定を出す新たな採用制度を導入することを明らかにした。大学1~2年生でも内定を取得できる可能性があるという。応募も通年で受け付けるなど、手続き全体の柔軟性を高め、優秀な人材を獲得しやすくする狙いだ。

6月からこの制度に基づく選考手続きを始めた。大学1年生から既卒3年目までの大卒者が対象で、通年で応募できる。人工知能(AI)やゲームを活用した適性試験、オンライン上の面接、インターンシップ(任意)などを含む1カ月~半年程度の過程を経れば、年3回機会のある最終面接が受けられ、そこで認められれば内定が得られる。

内定後、入社まで最長2年間の猶予を与え、この期間、海外留学やNPOへの参加といった社会活動も認める。入社時期は4月か10月を選択可能。飛び級した学生や、海外の大学に所属して3年未満で大学を卒業できる見込みの学生であれば、1~2年生の間に内定が得られる可能性もある。通年採用などはユニリーバが各国で導入しているが、内定を前倒しで出す制度は日本法人が独自に策定した。

ユニリーバ・ジャパンの従来の新卒採用は、翌春卒業予定の4年生が中心。海外の大学の学生が選考に参加しにくいなどの難点があった。選考プロセスを柔軟にして多様な背景の学生に幅広く門戸を開くとともに、自由で裁量の幅が広い自社の社風もアピール。他社と内定が競合するグローバル人材を獲得しやすくする。(松井基一)

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