元気寿司、今後は「回らない」店を出店 廃棄ロス減らす
回転ずし大手の元気寿司は19日、今後出す店舗は「回らない」方式にする方針を明らかにした。すし皿をベルトコンベヤーで回すのではなく、高速レーンで注文した品を客席まで逐次届ける。ネタの鮮度を保ち、廃棄ロスを減らす利点がある。
同日の決算説明会で表明した。2015年3月期末に国内で展開する136店のうち、「回らない」店は28店ある。今後は新店と改装した既存店も高速レーン方式にし、16年3月期末に同方式を60店に増やす。
これまで空白だった関西地域にも進出する。今後3年間で毎年2~10店の出店を目指し、大株主で関西地盤の米卸大手、神明ホールディングの営業基盤を生かす。首都圏では50~60の座席数で従来の半分程度の小型店を出す。