2019年6月27日(木)

特許国際出願、パナソニック4位に後退 国別は中国19%増

2015/3/19付
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【バーゼル=原克彦】世界知的所有権機関(WIPO)が19日発表した2014年の特許の国際出願件数によると、昨年3位の中国・華為技術(ファーウェイ)が首位に浮上し、日本企業で最高のパナソニックは昨年の首位から4位に後退した。国別の出願件数では3位の中国が前年比19%増と勢いづいたが、2位の日本は同3%減と対照的な結果となった。

中国企業は12年の中興通訊(ZTE)以来、2年ぶりの首位。華為技術が出願件数を前年より6割以上増やし、パナソニックは約4割減らした。日本企業では三菱電機が順位を上げて上位10社に入ったが、前年6位のシャープと8位のトヨタ自動車はそれぞれ14位と12位に下がった。上位20社では日本を含むアジア勢が12社を占めた。

集計は特許協力条約に加盟する国に一括して特許出願する制度を利用したものが対象だ。企業や大学の技術力に加え、国際化の度合いを示す指標とされる。国別では多くのIT(情報技術)企業を擁し、大学の出願も多い米国が首位だった。

世界全体での特許の国際出願件数は21万4500件と前年比5%増え、過去最高を更新した。「知的財産権の重みが経済システムの端から中心へと動いている」(ガリ事務局長)ことに加え、グローバル化に伴い条約の加盟国に一斉に出願できることも増勢を支えた。

同時に発表した商標の国際出願件数も前年比2%増の4万7885件にのぼり、過去最高を記録した。国別では米国が前年トップのドイツを抜き首位になった。会社では前年に続き、スイスの製薬大手ノバルティスによる出願が最多だった。

工業デザインを保護する意匠権の国際出願では腕時計世界最大手スウォッチグループ(スイス)の中核企業、スウォッチが1位。日本と米国は今年2月に意匠権の国際出願制度を定めたハーグ協定に参加するための批准書を提出しており、5月から同制度を利用できるようになる予定だ。

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