2018年10月18日(木)

スタバがポイント制度開始 新商品先行購入など特典
購買データ集めて活用

2017/9/19 13:51
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スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は19日、同社初のポイントサービスを20日から始めると発表した。累計購入額に応じ、新商品の先行購入や商品との交換といった特典を受けられる。同社は約1300店舗を構え、毎週500万人近くが利用している。データを生かしヘビーユーザーを中心に利用頻度を高めてもらう狙い。水口貴文最高経営責任者(CEO)は同日の説明会で、「広がりと同時に、客との深いつながりをつくりたい」と語った。

新サービス「スターバックス リワード」について説明する水口CEO

新サービス「スターバックス リワード」について説明する水口CEO

新サービス名は「スターバックス リワード」。同店専用のプリペイドカードをウェブで登録し利用できる。カードで商品を購入すると50円(税抜き)あたり「スター」と呼ばれるポイントが1つもらえる。スターは緑色と金色の2種類。緑色のスターから集め始め、1年以内に250スターに達すると金色にステージが変わる仕組み。

スターが緑色の場合は新商品の先行購入や限定商品の購入、イベントの先行予約ができる。一段上の金色のスターになると、150スターごとに店舗でドリンクやフード、コーヒー豆などの好きな商品1品と交換可能なチケット(税抜き700円まで)を公式アプリや公式ホームページで発行できる。水口CEOは「多様な商品やイベントをお客様にまず知ってもらい、体験してもらいたい」という。

スマホ向けの公式アプリで、集めたスターの数を確認することができる

スマホ向けの公式アプリで、集めたスターの数を確認することができる

リワードの提供開始に合わせ、ダウンロード数が約180万あるスマートフォン(スマホ)向け公式アプリも一新する。集めたスターの確認もしやすくなる。リワードはスマホの公式アプリかホームページから、同店専用のカードを登録するだけで利用できる。

親会社の米スターバックスは2009年からポイントサービスを導入しており、日本でも導入する。日本のスタバでは現在、毎週500万人近くの客が利用する。日本法人はリワードから得たデータを含め、購買データや天気・気温のデータ、会員制交流サイト(SNS)上のつぶやきなどのデータを集めて分析する計画だ。デジタル戦略本部の浜野努本部長は、「商品開発やマーケティング、店舗開発につなげていきたい」と話す。

スタバでは現在、コーヒーを買うと同じ日ならばドリップコーヒーが100円(税抜き)で購入できるクーポン付きレシートを渡し、リピーターを確保している。11月1日以降、ポイントサービスの会員は引き続き100円で買えるが、非会員だと150円に変更となる。スタバを頻繁に使うヘビーユーザーに変化はないとみられるが、ポイントの煩わしさを感じたり個人情報に敏感だったりする層にとっては50円の“値上げ"となる。

(小田浩靖)

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