サイバーダイン、米調査会社リポートに反論 「扇情的な表現」

2016/8/19 12:05
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医療・介護用ロボットを手掛けるサイバーダインは19日、同社の経営について、空売りを手がける米調査会社シトロン・リサーチが出した調査リポートへ反論する声明を発表した。リポートの事実誤認をいくつか指摘した上で、「扇情的な表現や、当社を不当におとしめる品位に欠けた表現が多数用いられている」と批判。「誤解があればこれを解いていく努力を惜しまないが、事実と異なる情報を殊更に発信する行為には、市場を惑わすものとして毅然として対応していく」と述べた。

シトロンはサイバーダインの装着型ロボット「HAL医療用」について、この市場で突出した競争力がないと指摘していた。これに対し、サイバーダインは同製品をロボット医療機器と位置付けており、他社製品とは機能や目的、市場が違うと指摘。「競合製品として認識していない」と言い切った。また、欧州や日本では保険適用対象となり、ビジネスモデルが確立しているとの見解を示した。

米食品医薬品局(FDA)による医療機器承認が長期化しており、サイバーダインが承認を望んでいないとのシトロンの指摘にも反論した。承認に時間がかかっているのは全く新しい医療機器として申請していたものを、比較的簡易に承認を受けやすい既存機器として再申請したことが原因と説明。さらに今後は既存機器との違いを明確に認めてもらうための方法を検討していくため、FDAと対話を重ねているという。

過去10年間、技術面で真新しい特許をとっていないとの指摘については「明らかに事実に反する」と断じた。サイバーダインは、株主や投資家に対しては慎重な投資判断を行うよう呼びかけている。

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