2019年2月16日(土)

太陽石油が南西石油を買収、ペトロブラス

2016/10/18 17:16
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太陽石油は18日、沖縄県にある南西石油をブラジル国営石油会社のペトロブラスから買収すると発表した。買収額は約1億2930万ドル(約133億円)で、2016年中に手続きを完了する。ペトロブラスは南西石油を足場に日本やアジア市場に参入したが、油価低迷による業績不振などが響き撤退する。一方、太陽石油は需要減が続くなかで販路の拡大につなげる。

南西石油は沖縄県内の石油製品需要の約6割を供給している。太陽石油は愛媛県に日量約12万バレルの原油を処理できる製油所を持ち、給油所の運営もてがける。ただ少子化やエコカーの普及で国内の石油製品需要は減少しており、製油所の生産能力が過剰になる恐れがある。今回、南西石油を買収することで、沖縄県など新たな販路を確保できる。

ペトロブラスは08年に東燃ゼネラル石油から南西石油を買収し、10年に完全子会社化した。ブラジルから原油などを輸出し、沖縄県内やアジア市場に製品を供給していた。ただ14年秋から急速に進んだ原油安の影響で、原油や天然ガス開発での業績が著しく悪化し事業の見直しを進めていた。

15年には日量約10万バレルの原油処理能力を持つ製油所の稼働を停止し、沖縄県内にはガソリンや軽油などを代替供給していた。月に10億円程度の赤字要因となっていたとみられ、今年春から売却先を探していた。JXホールディングスや伊藤忠エネクスなどが名乗りをあげていたが、最終的に条件面で上回った太陽石油が落札した。

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