双日、インドで鉄道工事を追加受注 640億円で
双日は17日、インドで貨物専用鉄道の工事を約640億円で追加受注したと発表した。2017年3月までに着工し、20年秋の完成をめざす。デリーとムンバイを結ぶ全長1500キロメートルの鉄道計画の一部になる。双日のインドでの受注額は総額で約3515億円になり、日本企業1社が海外で参画する鉄道案件では最大級となる。
現地建設会社のラーセン・アンド・トゥブロ(L&T)と共同で、インド政府傘下の貨物専用鉄道公社から受注した。鉄道敷設や信号・通信工事を担当する。今回受注した事業は6件目で、インド北部のダドリとレワリを結ぶ125キロメートル。双日はこれまでに線路敷設や電気工事を合計約2870億円で受注していた。
これまで日本勢が参画するアジアの鉄道整備案件の受注額では、07年に開業した台湾新幹線の約3300億円が過去最大だった。