ホンダ、燃料電池3割小型化 5人乗り実現
15年度発売

2014/11/17付
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ホンダは17日、燃料電池車(FCV)の最新の試作車を公開した。水素から電気をつくる際の効率を高め、心臓部となる燃料電池の大きさを従来より約3割小さくした。大人5人が乗れる車内空間が確保できる。試作車を基に2015年度中に市販車を発売する。

新型の燃料電池自動車「FCV コンセプト」を発表するホンダの伊東社長(17日午後、東京都港区)

新しい試作車は5人乗りで、同社の高級セダン「レジェンド」よりもやや小さい。水素と酸素を反応させて電気をつくる燃料電池を改良して小型化。従来のエンジンと同様に、車前部のボンネット内に置けるようにして車内空間を広げた。

同日、都内で記者会見した伊東孝紳社長はFCVの市販価格については未定としながらも、「競争力のあるものにする」と述べた。トヨタ自動車の市販FCVが700万円程度を想定していることから、これに近い水準にする考えを示した。

ホンダは従来、FCVの発売時期を「15年中」としてきたが、主力小型車「フィット」の品質問題を受けて、発売を数カ月遅らせて品質に万全を期す。まず15年度中に日本で発売し、その後米国や欧州に広げる。

一方、トヨタは同日、12月発売予定の4人乗りセダン型のFCVの車名を「MIRAI(ミライ)」に決めたと正式発表した。日本語の「未来」に由来しており、日本発の技術革新を世界にアピールする。豊田章男社長は「単なる新型車ではなく、変革への第一歩」とコメントした。

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