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ビール系飲料、首位アサヒのシェア上昇 16年

ビール大手5社が16日発表した2016年のビール系飲料(ビールと発泡酒、第三のビールの合計)の課税済み出荷量は12年連続で減少した。メーカー別ではアサヒビールが7年連続で首位を守った。各社ともビール重視を打ち出したものの、シェアを伸ばしたアサヒの原動力は、第三のビールの好調さ。消費者の節約志向をとらえた。

ビール系飲料の16年の出荷量は、前年比2.4%減の4億1476万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で過去最低を更新した。ジャンル別では、発泡酒が3年ぶりにマイナスになったほか、第三のビールも3年連続で前年を下回った。全ジャンルが減少したのは初めてで、苦戦が目立つ。

メーカー別シェアをみると、アサヒが前年比0.8ポイント増で39.0%だった。第三のビール「クリアアサヒ」を大幅に刷新。広告や営業も力を入れたことで、自宅で楽しむ「家飲み」需要を取り込み、出荷量は前年よりも約12%伸びた。

キリンビールは32.4%と1.0ポイント減。主力ビール「一番搾り」の販売は増えたが、第三のビールが落ち込んだ。サントリービールは前年比横ばいの15.7%。サッポロビールは12.0%と0.2ポイント伸ばした。メーカー各社は16年にビールの強化を打ち出したが、消費者の節約志向が強まったことで、飲食店向けが振るわなかった。

政府は16年の税制改正大綱で、10年後をめどにビール系飲料の税額を一本化する方針を決めた。それを見据え、各社は17年、大型新商品の投入を従来よりも抑え、強みを持つ既存ブランドの育成を優先させる考えだ。

アサヒは発売30周年を迎えた主力の「スーパードライ」の限定品を順次発売するほか、キリンは一番搾りで、47都道府県ごとに味わいが異なる限定品を16年に続き、投入する。サントリーやサッポロも主力高級ビールをテコ入れする。主力ブランドへの集中投資で、ビール消費を活性化できるかが課題となる。

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