テーブルマーク、21年までに350億円設備投資
冷凍食品大手のテーブルマークは16日、2017年から21年までに総額約350億円の設備投資をすると発表した。冷凍うどん工場を新設するほか、既存工場に自動化した新ラインを導入し、生産性を高める。単身世帯の増加で具入りうどんなどの販売が伸びていることに対応する。
約70億円を投じて新潟県魚沼市に新工場を設ける。稼働は18年3月の予定で、生産能力は毎時3万6千食。既存工場への新ライン導入もあわせて、21年には冷凍うどんを含む全体の生産能力を現在よりも1割程度引き上げる計画だ。
環境対策として、全国の工場にある冷凍設備は温室効果の高いフロン冷媒から、自然冷媒を使うノンフロン型へ順次切り替えていく。投資額は親会社の日本たばこ産業(JT)から資金供給してもらう。同日記者会見した川股篤博社長は「生産体制を再編し、体質を改善する」と話した。
関連企業・業界
業界: