JR東日本、豪華寝台列車「四季島」内装を公開
東日本旅客鉄道(JR東日本)は16日、5月1日に運行を始める豪華寝台列車「トランスイート四季島」の車両インテリアを発着駅となる上野駅で公開した。木材や和紙などの伝統的な素材を生かしながら、モダンな和の雰囲気を醸し出していた。
最高級客室の「四季島スイート」は2層のつくりのメゾネットタイプ。2階には掘りごたつを配し、車窓からの移りゆく景色をゆっくりと楽しめる。浴室には檜(ひのき)風呂も備えた。
ラウンジは、樹木を思い起こさせる壁のデザイン。東日本の伝統工芸品を調度品としてふんだんに取り入れた。
車両の開発製造費や上野駅の専用ホームなど関連施設を含めた事業費は約100億円。
同日の内装公開に先立ち、シャンパンゴールドの華やかな外装の車両が上野駅のホームに入る姿も披露した。
JR東日本の太田朝道常務執行役員はあいさつで、「これまでにないサービスを結集し、新たな感動の旅を提供していきたい」と語った。
旅行代金は、3泊4日の四季島スイートの場合で最高95万円(2人1室利用時の1人あたり)。5~11月出発分までは完売し、現在12月~来年3月分を販売している。直近、9~11月出発分の申し込み平均倍率は3.26倍だった。(新沼 大)








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