2018年1月19日(金)

スバル、アイサイトに自動運転機能 高速道路の単一車線で

2017/6/19 0:00
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 SUBARU(スバル)は自動車の運転支援システム「アイサイト」を大幅に改良し、今夏から主力ワゴンなどの新型車種に搭載する。高速道路の単一車線で、アクセルやブレーキ、ハンドルの操作を自動で制御し、部分的な自動運転が可能な機能を盛り込んだ。情報の処理手法を改良し、時速0~120キロメートルの全車速に対応した。レジャーの帰り道などでの高速道路での運転負担を軽減する。

 自動ブレーキ機能で知名度が高まったアイサイトは、フロントガラス上部に設置した2つのカメラで前方を認識して、車を制御するのが特長だ。部分自動運転では2つのカメラから得られる前方の画像データを解析し、前の車との車間や車速を保つように加減速するほか、車線の中央を走れるようにハンドルを制御する。ただ、ハンドルに対して10秒以上、運転者の力が加わらなければ警告表示などがあり、20秒続くと機能は解除される。スバルは「自動運転ではなく、運転支援機能として訴求する」(大抜哲雄常務執行役員)。

 現行アイサイトでも自動でハンドルを制御して車線の中央を維持する機能がついているが、時速60~100キロメートルの範囲内でしか作動しなかった。従来は道路の白線を認識して車の位置を調整していた。ただ渋滞時など低速での走行時には前方車両との距離が近づき、白線が見通しにくくなるため、車線を維持できなかった。

 新しいアイサイトでは前方の車が走行した軌跡を認識して追いかける「追従機能」を開発した。白線の情報と組み合わせることで全車速でハンドルを自動で制御できるようにした。

 8月以降に国内で発売するほぼ新しい車種に標準搭載する。価格はその他の仕様変更の費用を含めても、現行モデル比で数万円程度の上昇に抑えた。大抜氏は「先進運転支援や安全機能は普及してこそ意味がある」と説明する。2010年、アイサイトを追加料金10万円というわかりやすい価格設定でヒットさせたスバル。20年には高速道での車線変更も可能にする計画で、アイサイトの進化を加速させる。(湯沢維久)

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