カップヌードル、米国で初のレシピ変更
日清食品、健康志向に合わせ減塩

2016/9/16 11:37
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日清食品は15日(米国時間)、米国で販売している即席カップ麺「カップヌードル」のレシピを初めて変更したと発表した。米国は「カップヌードル生みの親」である安藤百福氏が開発の着想を得た国。1973年に販売を開始し、世界有数の市場になっているが、米国の消費者の間で高まる健康志向に対応する。日清はカップヌードルを「コカ・コーラ」のような全世界共通の商品に育てようとしているが、「味の現地現物」を徹底する。

新しいカップヌードルは、(1)従来製品より20%以上減塩(2)人工のうまみ成分を入れない(3)人工香料を入れない――という3つの特徴を打ち出した。人工のグルタミン酸ナトリウムの代わりにしょうゆやトマトなどを加え、人工の香料ではなくターメリックなど自然由来の成分を入れて風味を付けた。

カップヌードルは1971年の発売で、9月18日に発売45周年を迎えるが、その誕生は米国と深い縁がある。創業者の百福氏が1960年代に視察旅行に出かけた際、カップヌードル開発のヒントを得たからだ。

百福氏はロサンゼルスに滞在中、スーパーのバイヤーが紙コップに即席麺「チキンラーメン」を2つに割り入れて試食している場面を目撃。これにヒントを得て、使い捨ての容器を使うカップヌードルを考案したという。 米国では現在、米国で「チキン」や「シュリンプ(エビ)」「ビーフ」といった味付けのカップヌードルを展開している。しかし、米国では、健康志向の高まりから食べ物に含まれる人工調味料や塩分などを気にする消費者が増えているとされる。今回のカップヌードルのレシピ変更も、事前の消費者アンケート調査に基づき、要望の多かった内容を反映した。

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