眼鏡大手、ウエアラブルで企業向けを開拓
眼鏡大手がウエアラブル端末で企業向け需要を開拓する。メガネスーパーは15日、工場での作業指示などに使う端末を来春発売すると発表。「JINS」のジェイアイエヌは来年2月、眼鏡型端末のアプリを外部企業も開発できるようにする。国内の個人向け眼鏡市場は横ばいが続いており、企業向けの展開を急ぐ。
メガネスーパーが開発した端末「b.g.(ビージー)」は、眼鏡レンズの前に小さな画面が付いた商品。眼鏡下部の画面でマニュアルや地図を表示、倉庫や工場での作業指示に使う。想定価格は10万円以下で、ソフトは導入企業に合わせアプリ開発会社と組み提供する。
ジェイアイエヌは15日、センサー付き眼鏡「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を使ったアプリ開発を外部に開放すると発表した。視線の移動や頭の傾きをセンサーで感知し、パソコンやロボットを操作できるようになるという。