2019年2月16日(土)

熊本地震、企業に影響広がる パナソニックやホンダ

2016/4/15 11:16 (2016/4/15 13:25更新)
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熊本の地震から一夜明けた15日、同県内に拠点を構える企業に影響が広がっている。各社は操業などを中止する一方、被害状況の確認に追われている。

井関農機は15日、コンバインなどを製造する井関熊本製造所(熊本県益城町)の操業を中止した。震源に近く建屋内の設備が倒れた。製品にも一部被害が出ている。余震が続いており、建屋内の詳細な状況の確認が難しい状況という。同日、東京本社に対策本部を設置し、社員の安否確認などを急いでいる。

パナソニックの電子部品工場(同県和水町)も15日は稼働を休止する。「今のところ生産に影響する被害は出ていない」(広報部)が、生産ラインを再確認する。三菱電機も14日夜から半導体工場(同県合志市)と液晶部品工場(同県菊池市)の操業を停止している。

二輪を生産するホンダの熊本製作所(同県大津町)は発生直後から生産を停止し、15日午前も稼働を見合わせた。災害対策本部を設置して設備の確認作業を進める。生産を再開する時期は未定としている。

生活を支える小売りチェーンにも被害が出ている。イズミは熊本県内にある9店のうち熊本市内の2店で15日は終日営業は取りやめる。天井が落ちて来店客への安全確保が難しいため。

イオングループではイオンモール熊本(同県嘉島町)とイオン宇城(同県宇城市)が被災。店内での販売を休止して店の前で一部の商品に限り扱っている。

影響は九州の他県にも広がっている。トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は、自動車の組み立てなどを担う宮田工場(同)の生産を午前6時から停止している。生産設備に被害はないものの、熊本周辺の部品メーカーからの供給が滞っているためという。

また同社は15日午後4時から、エンジンを生産する苅田工場(福岡県苅田町)、ハイブリッド車用部品を生産する小倉工場(北九州市小倉南区)についても稼働を停止する。同社の全3工場が停止することになる。

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