ビール系飲料シェア、キリン6年ぶり上昇 アサヒ首位守る

2016/1/14 21:11
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ビール大手5社が14日発表した2015年のビール系飲料(ビールと発泡酒、第三のビールの合計)の課税済み出荷量は11年連続で減少した。メーカー別ではキリンビールとサントリービールがシェアを伸ばしたが、アサヒビールが6年連続の首位を守った。各社は全体の市場が落ち込むなかでも19年ぶりのプラスとなったビールを一段と強化する方針だ。

ビール系飲料の15年の出荷量は前年比0.5%減の4億2492万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で過去最低を更新した。酒類別では、発泡酒が2年連続のプラスとなったものの、第三のビールは逆に2年連続のマイナスになった。

メーカー別シェアではアサヒが前年比横ばいの38.2%。主力ビール「一番搾り」の販売が伸びたキリンは前年比0.2ポイント増の33.4%と、6年ぶりにシェアを伸ばした。昨年9月にビールの新商品「ザ・モルツ」を投入したサントリーも0.4ポイント増の15.7%と過去最高だった。サッポロビールはビール販売は好調だったが、第三のビールの不振でシェアを落とした。

16年はアサヒが7年ぶりに新ブランドのビールを発売するほか、キリンも47都道府県ごとに味の違いを楽しめる「一番搾り」を売り出す。サントリーはザ・モルツ、サッポロも「黒ラベル」の販売に注力する。

発泡酒などの酒税を引き上げ、ビールを下げるという税制改正議論も視野に、ビールの販売動向が16年の各社のシェアに大きな影響を与えそうだ。

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