岩谷産業、FCV向け水素の商業販売価格を決定 普及後押し

2014/11/14付
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 岩谷産業は14日、燃料電池車(FCV)向けの水素の価格を走行距離1キロメートル当たり10円にすると発表した。高級セダンベースのハイブリッド車(HV)とほぼ同じコスト水準となる。FCV向け水素の商業販売価格を決めるのは業界で初めて。FCVの普及を後押ししていく。

 1キログラム当たり1100円で販売する。水素1キログラムでFCVは110キロメートル程度走行できる見通し。体積に換算すると1立方メートル当たりの販売価格は100円で10キロメートル程度の走行が可能だ。価格に税金や補助金は含まない。

 水素の価格を巡っては自動車メーカーと経済産業省が水素ステーションの運営費用を一部負担する形で引き下げを支援していく方針。岩谷産業も当面、水素販売の採算確保は難しいと見ているが早期に改善していく。

 岩谷産業の上羽尚登副社長は14日に大阪市で開いた記者会見で「燃料電池車の普及を後押しする価格になった」と強調した。同社はすでに兵庫県尼崎市と北九州市に水素ステーションを開設している。2015年度中には東京都内などで20カ所の建設を計画している。FCVはトヨタ自動車が12月の発売を予定している。

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