2017年11月24日(金)

ロボが客室に歯ブラシ・タオルお届け 品川プリンス

2017/9/14 16:37
保存
共有
印刷
その他

配送ロボットは障害物にぶつからずスムーズに移動できる

配送ロボットは障害物にぶつからずスムーズに移動できる

 プリンスホテルは品川プリンスホテルNタワー(東京・港)で10月2日から、ロボットを使って客室に歯ブラシやタオルを運ぶサービスを始める。米国のホテルで使われているロボットを日本のホテルで初めて導入した。宿泊客に新たな接客体験を提供し、省人化への役割も担う。

 プリンスホテルが14日開いた内覧会の主役は「リレイ」。メタリックカラーの配送ロボットだ。高さ約1メートルで、頭上に据えられた表示板で行き先入力などの操作ができる。縦22センチ、横26センチ、深さ37センチのスペースに荷物を収納して運ぶ。

 客からタオルや歯ブラシなどの配送依頼が入ると、リレイが荷物を運ぶ。フロントの従業員がリレイに荷物を収納し、客室番号を入力すると自動で動き出す。エレベーターのシステムと連携しているため、エレベーターにも自動で乗り込む。

客室の前で蓋をあけ、客が荷物を取り出しやすくする

客室の前で蓋をあけ、客が荷物を取り出しやすくする

 障害物や人をよけながら客室の前に着くと、リレイが客室の電話を鳴らす。客が出てくると蓋を開けて、荷物を取り出せるようにする。

 ロボットには無機質な印象を抱く人もいるだろうが、リレイは客とコミュニケーションをとれる機能もある。客が荷物を受け取ると、画面に「評価して下さい」の文字が現れる。客が高評価をつけると「やったー」の言葉とともに軽快な音が鳴る。人間らしい愛らしいしぐさだ。

 リレイは米国のロボットベンチャー企業、サビオークが製造した。米国のホテルではすでに運用されている。今回の導入には、NECネッツエスアイも技術協力をした。リレイに客室の位置を覚えさせたほか、エレベーターや電話のシステムとの連携などを担った。

 プリンスホテル東京シティエリア統括総支配人の武井久昌氏は「お客さんに新たな喜びや感動を提供したい」と語る。まずはタオル、歯ブラシなどの配送を担うが、今後は菓子やペットボトルなど飲み物の配送も検討しているという。

(長尾里穂)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報