2017年12月11日(月)

JFEエンジ、電力など運営事業の売上高2.5倍へ 20年度までに

2017/9/14 14:17
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 JFEエンジニアリングは14日、電力ビジネスなどを集約して4月に新設した事業企画本部の売上高を、2020年度までに現状の2・5倍の500億円に引き上げると発表した。同社はプラント設計や建設に強みを持つが、原油価格など外部環境に業績が左右されやすい。電力や上下水、ガスといった「街インフラ」の運営ビジネスを創出し、ベース収益事業として育成する方針だ。

電力ビジネスを加速させる(写真はJFEエンジニアリングの津市のバイオマス発電所)

電力ビジネスを加速させる(写真はJFEエンジニアリングの津市のバイオマス発電所)

 事業企画本部は事業企画部と電力ビジネス事業部、総合研究所を統合し、約100人体制で発足した。高圧向けの新電力やバイオマスなど再生可能エネルギーの発電所運営など電力事業を手掛けている。今後は、パイプラインや水処理設備の製造で実績のある上下水やガス分野でも運営ビジネスへの参入を図る。

 同日、横浜市の本社で記者会見した能登隆常務執行役員兼事業企画本部長は「企画部と研究所が一帯となった組織で、先取性のあるビジネスをスピード感をもって手掛けていく」と抱負を述べた。

 まずは電力事業を拡大するほか、新たに地域エネルギー会社を全国に数十社設立することで、電力ビジネスの売上高を17年度見込みの200億円から20年度に400億円まで引き上げる。同本部のなかに設置する企画部では、既存の各事業部の技術を応用し、10億円規模の新ビジネスを20年度までに10件創出。100億円の売り上げを目指す。

 新設する地域エネルギー会社は自治体や地方企業などと連携して熱電併給(コージェネレーション)設備を建設し、電気や熱を地域に供給する。すでに静岡県磐田市で今年4月に設立しており、18年度から商業施設や企業にエネルギーを供給する。ほかに静岡県富士市でも事業性調査を進めており、全国で同様の事業を加速させる。

 JFEエンジの16年度の売上高は4261億円。同社はプラントの設計や建設が主力で売り上げの大半を占めるが、同事業は事業環境に大きく左右される課題がある。今後は電力などの運営ビジネスを強化し、収益を底上げしていく考えだ。

(大平祐嗣)

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