2019年7月19日(金)

 日本経済新聞社は6日、早稲田大学小野記念講堂(東京・新宿)で「未来面」の関係イベントとして「経営者と話そう~グローバル人材大国を目指して~」をテーマにシンポジウムを開催しました。講演者は大野直竹・大和ハウス工業社長、永瀬昭幸・ナガセ社長、尾堂真一・日本特殊陶業社長、小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長、木川真・ヤマトホールディングス社長(登壇順)。未来面のプロジェクトに参加いただいている5人の企業経営者のみなさんが、学生を中心とする参加者にグローバル人材の育成について講演し、学生と対話しました。

考えを伝える力必要 尾堂真一・日本特殊陶業社長

2015/3/18 3:30
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日本特殊陶業はエンジンに使う「スパークプラグ」で日本の二輪車とともに世界進出し、今は従業員の3分の1が外国人です。一番古いブラジル法人は56年前、欧米にもほぼ40年前に進出しました。当時は日本人が海外法人も経営しなければ製品が売れない時代で、私はドイツに赴任した時代は自分で運転してお客様を訪れていました。だが事業が拡大すると現地の人が必要です。現地のマネジメントトップを育て、日本が考える経営方針を確実に伝える仕事が必要となります。

スピーチする日本特殊陶業の尾堂真一社長(6日、東京都新宿区)

スピーチする日本特殊陶業の尾堂真一社長(6日、東京都新宿区)

日本人による経営から、グローバルな視点を持ったローカル主導の経営に変えねばなりません。ただ、ローカル主導といっても日本のDNAを引き継がなければ、全く違う会社になる可能性もある。現地ローカルスタッフとしっかり議論して、彼らの考えや文化を理解・尊重しながら日本の考え方をしっかり説明する。こういうコミュニケーションができる人材が必要です。

私はドイツの後にオーストラリア、米国に赴任。日本と外国の経験が「なぜ自分はここにいるのか」と自問自答を繰り返すチャンスをくれました。自分の強みや弱みを認識し、新しいことに挑戦する。失敗や成功を経て学び、顧みることの繰り返しがアイデンティティーにつながると思います。

英語を学ぶことは思考ロジックを変えること。日本語なら「あうんの呼吸」で皆だいたい分かることが、英語はイエスとノーがはっきりしていてグレーは許されません。英語が上手になると新しい思考ロジックを理解できるようになりました。これがグローバルに活動する中で助けになると思っています。

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