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ベインキャピタル、大江戸温泉HD買収 訪日客に狙い

米大手投資ファンドのベインキャピタルは13日、「お台場大江戸温泉物語」(東京・江東)など全国29カ所で温泉旅館や温浴施設を運営する大江戸温泉ホールディングスを買収すると発表した。ベインキャピタルが持つ外国人向け販売促進策のノウハウを活用し、増える訪日外国人の需要で成長を目指す。

ベインキャピタルは3月中旬をメドに大江戸温泉の橋本浩社長(キョウデン最高顧問)と一族から全株式を取得する。負債を含む買収額は約500億円だ。将来の株式上場を目指す考え。

「温泉業界は訪日客の増加で成長が見込める市場だ」とベインキャピタルの杉本勇次日本代表マネージングディレクターは強調する。大江戸温泉の宿泊者の約2割は外国人だ。台湾や韓国などアジアからの客が伸びているという。

ただ、外国人客を増やすための海外向け情報発信は遅れているという。ベインキャピタルは英語と中国語にとどまっているホームページの多言語化を進め、ネットを通じた予約の利便性を高める。海外のガイドブックへの掲載も積極的に働きかけていく。

ベインキャピタルは2011年に買収したすかいらーくの経営を立て直すなど、チェーン店企業の経営に実績がある。旅館施設の運営面でもこうしたノウハウを生かす考えだ。現在は施設を持たない九州の別府温泉などで既存ホテルを買収するなどしてチェーン網を増強。食材の共同購入などの面で規模のメリットを拡大して収益力を高める。

大江戸温泉の15年2月期の売上高は前期比10%増の353億円となる見通し。

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