すしの宅配、ロボにお任せ ZMPが「銀のさら」と実験
ロボット開発ベンチャーのZMP(東京・文京)は13日、歩道を走る宅配ロボット「キャリロデリバリー」を公開した。宅配すし「銀のさら」を提供するライドオン・エクスプレスと組み、8月以降に実証実験を始める。実用化に向け、政府と宅配ロボの規制緩和についても議論を進める。
キャリロデリバリーは宅配ボックスを備えた箱型の本体に車輪をつけ、カメラやレーダーで周囲を検知する。食品などの集配施設から顧客宅までの「ラストワンマイル」の配送を代行するのが目的だ。ライドオン・エクスプレスとはまず、オフィスなどの私有地で実証実験を始める。
宅配ロボに関する法整備は進んでいない。小型特殊自動車に分類された場合、期間限定でしか歩道を走れないという。時速最大6キロに抑えることで、ハンドル型電動車椅子(シニアカー)のような分類を目指す。