イオン、漁師一押しの鮮魚を販売 全漁連と連携 - 日本経済新聞
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イオン、漁師一押しの鮮魚を販売 全漁連と連携

イオンは15日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)と組み、石川県産「加能ガニ」や神奈川県産「松輪サバ」など各地の漁師が一押しする水産物を発売する。まずグループの総合スーパー約350店で販売し、順次食品スーパーなどに取扱店舗を広げる。上質な魚介類の品ぞろえを増やして顧客を獲得する。

全漁連は2014年から、季節ごとに各都道府県の一押し水産物を選び「プライドフィッシュ」と名付け始めた。大きさや水揚げ海域など独自に定めた基準を満たさなければならず、現在は約130種類ある。

季節によって異なるが、イオンは約130種類のうち通常1~2種類、毎月15日の「じものの日」には30~40種類販売する。魚介類は産地が指定されているため、地域や店舗ごとに扱い品種は異なる。これにあわせ、店頭販促物などでも大きく宣伝し、認知度を高めていく。プライドフィッシュを大手小売りが本格的に扱うのは初めて。

農林水産省の「食料需給表」によると、14年度の魚介類の1人あたり年間供給量(概算値)は27.3キログラムと、10年前に比べて2割以上減った。全漁連は品質にこだわった商品を売り場で大々的に展開することで、鮮魚の消費減退に歯止めをかけたい考えだ。

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