認知症を仮想体験、商品開発に生かせ ユニ・チャーム

2017/6/13 15:17
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 ユニ・チャームは13日、東京都内の本社でシニア向け商品の開発やマーケティングを担当する社員など約50人を対象に、認知症患者の視野や感覚を体験するイベントを開いた。高齢者向け住宅の設計・運営などを手掛けるシルバーウッド(千葉県浦安市)が開発した仮想現実(VR)コンテンツを活用。認知症患者のニーズを把握し、関連商品の開発力の強化につなげる。

 ゴーグル型のVR体験装置を着用すると、ビルの屋上から落下するような感覚や、電車に乗車中、行き先が分からなくなった不安感などを疑似体験できる。ユニ・チャームは、大人用おむつなどシニア向け商品の開発を強化している。認知症患者の記憶障害や心理状態などに対する社員の理解を深め、商品開発や顧客対応の質を高めたい考えだ。

 参加者を対象に「認知症サポーター」養成のための研修も実施した。認知症サポーターは、厚生労働省などが認知症患者支援のために始めた制度。認知症理解のための一定の研修を受ければ、サポーターとして認定され、ボランティア活動などに従事できる。ユニ・チャームは今春入社の新入社員などにもサポーター資格の取得を促している。

(松井基一)

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