大規模サイバー攻撃、日系企業にも被害 日産英国工場

2017/5/13 22:44
保存
共有
印刷
その他

世界各国で過去最大規模のサイバー攻撃が発生した問題で、日本企業にも影響が出た。日産自動車は13日、英国サンダーランドに持つ工場の生産システムに影響があったことを明らかにした。英国での医療サービス被害など公共機関への影響だけでなく、企業活動にも衝撃を与えており、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」時代のもろさが浮き彫りになった。

世界中で猛威を振るうランサムウエアの身代金要求画面=カスペルスキー研究所日本法人提供

世界中で猛威を振るうランサムウエアの身代金要求画面=カスペルスキー研究所日本法人提供

日産は現地時間12日夕方に英国工場の被害を確認した。同社は週末であったため生産への影響は限定的としている。同工場は多目的スポーツ車(SUV)「キャシュカイ」などを年間約50万台生産し、約7千人が働いている。大半を欧州各国に輸出。英国における海外自動車メーカーで最大生産拠点となっている。

またロイター通信によると、日産と資本提携する仏ルノーが13日、欧州にある複数の工場の稼働を停止していると明らかにした。コンピューターが12日に攻撃を受けた影響が及んでいるという。

国内については、日本政府が被害状況の確認を進めているが、政府高官は13日、都内で記者団に「まだ報告は来ていない」と語った。電力や金融など重要インフラに対する攻撃への危機感を強めている。警察庁に対しても、国内では13日夜時点で大規模サイバー攻撃についての被害の報告は入っていない。

ただ、サイバー攻撃が日本時間で土曜日(13日)未明に起きたことで、企業でメールが開封されず感染していないだけとの見方もある。15日月曜日が焦点との声は多い。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]