ソニーと東大、次世代の技術人材育成 AIやVR
ソニーと東京大学は13日、人工知能(AI)や仮想現実(VR)などの分野で次世代の技術系人材の育成に取り組むと発表した。知覚、認知、身体能力などをウエアラブル端末やドローン、ロボットといったテクノロジーを使って高めていく「人間拡張学」をテーマに据える。
4月から東京大学でソニーが寄付講座を提供する。寄付講座の名称は「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学」。2020年3月まで続ける計画で、AIなど最新技術に強い人材を育てる。
人間拡張はソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長を兼任する暦本純一教授が唱えるコンセプトで、新たな学問領域として注目されている。これまで他人の体験をウエアラブル端末などで共有する技術や、ドローンの視点を用いたトレーニングの支援などの研究に取り組んできた。