2019年2月18日(月)

エアバス、超大型機「A380」生産を大幅削減

2016/7/13 11:05
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欧州エアバスは12日(英国時間)、超大型旅客機「A380」の生産計画を大幅に下方修正すると発表した。顧客に機体を引き渡す納入目標を2018年から12機に引き下げる。2015年の実績(27機)から半減する。世界の航空会社の多くは、燃費が良く、長距離から中距離まで様々な路線に飛ばせる中型機を積極的に導入している。超大型機のA380は事業計画の見直しを迫られた。

A380は2階建てで、500席超の座席を持たせられる超大型機。2007年にシンガポール航空が世界の航空会社で初めて就航。これまで18の航空会社から319機を受注している。

だが、世界の航空大手は燃料コストを引き下げるために中型機にシフトしている。米メディアによると、欧州航空大手エールフランスKLMは今年に入り、既に発注していた2機の導入計画を取りやめた。6機を保有しているマレーシア航空も今後2年間使用をとりやめる計画を立てている。

急成長している格安航空会社(LCC)は中小型機が主力。A380のような超大型旅客機の需要が急増する見通しはたてにくくなっている。

一方、日本では、新興航空会社のスカイマークがA380の購入契約を結んでいたが、2014年に前払い金の支払いが滞ったことからエアバスから契約を解除された。その後、資金繰りの悪化などで民事再生法の適用申請に追いつめられた。スカイマークの経営再建を支援するANAホールディングスは今年1月、A380を3機導入すると発表している。

(中尚子)

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