15年度工作機械受注額11.4%減 3年ぶりマイナス

2016/4/12 20:53
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日本工作機械工業会(東京・港)は12日、2015年度の工作機械受注額(速報値)が1兆3988億8100万円と前年度比で11.4%減少したと発表した。前年度比でマイナスとなるのは3年ぶり。中国やベトナムでスマートフォン(スマホ)関連の受注が振るわなかった。中国景気の減速も響き、1年を通じて輸出が低迷した。受注額自体は過去4番目の水準を維持した。

輸出は8194億6400万円と22.1%減った。スマホ関連受注は春先まで順調だったが、夏場に失速した。中国景気の減速が痛手となり、自動車や一般機械向けも「落ち込みが大きい」(OKK)。米国はこれまで高水準の受注が続いてきたが、前年度は設備投資が一服し、伸び悩んだ。

国内は5794億1700万円と10.0%増加。省エネ性能が高い機械の導入を促す国の補助金が後押しし、08年のリーマン・ショック後では最高を記録した。

16年3月の受注額は前年同月比21.2%減の1160億9800万円だった。年度末の駆け込み需要もあり、国内は8カ月ぶりに500億円を超えた。

業界各社は16年度の受注を横ばいと見込んでいる。「海外の引き合いは昨年より多く、大きく崩れることはなさそう」(オークマ)という。「円高が進むと、顧客の設備投資計画の見直しが出るかもしれない」(ジェイテクト)と為替の影響を懸念する声もあった。

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