2019年7月17日(水)

1800億円の大規模IPO シンガポール・テレコム系事業信託

2017/7/12 20:58
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■ネットリンクNBNトラスト(シンガポール・テレコム傘下の事業信託) シンガポール取引所で新規株式公開(IPO)を実施し、23億シンガポールドル(約1890億円)を調達する。このIPOの規模は今年、アジア市場で2番目に大きい。超高速ファイバー・ブロードバンド網を展開している。

今回のIPOはシンガポール取引所では2011年以降最大。業界関係者は「最も注目されている案件だ」と指摘、近年、停滞していたシンガポールのIPO部門が活気づくとみられる。アジア市場で第1位は韓国のオンライン・ゲーム開発、ネットマーブル・ゲームズのIPOで5月に実施している。

しかし、売り出し設定価格は控えめの1株当たり0.81シンガポールドル。機関投資家への売り出し前に設定した0.80~0.93シンガポールドルの値幅の下限に近い。売り出し株数は公募の1億8500万株を含め28億9000万株。

関係者によると、IPO後の株価上昇を達成するために弱気の株価が設定された。

ネットリンク・トラストの信託運用会社、ネットリンクNBNマネジメントのトン・ユー・ヘン最高経営責任者(CEO)は、もっと高い価格にしたかったかとの質問に、「我々は極めて多様な一流機関投資家を募ることができている。価格は希望する水準だ」と述べた。

個人投資家からの調達額は1億5000万シンガポールドルになる見通し。今回のIPOに詳しい関係者によると、それ以外の機関投資家への割当分に対する需要は、提示分を「2倍以上」上回った。引き受けに参加した投資家は、外国の資産運用会社、保険会社、プライベート・バンキング業、政府系ファンドなど。

(シンガポール=谷繭子)

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