2019年6月19日(水)

かめはめ波やエヴァ操縦 新宿にVR100台ずらり
バンダイナムコ、新宿に

2017/7/12 17:22
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バンダイナムコエンターテインメントは14日、仮想現実(VR)を使った遊びを楽しめる施設を東京・新宿に開業する。「ドラゴンボール」や「マリオカート」「エヴァンゲリオン」といった人気キャラクターを題材に16種類のアトラクションを用意。建物に入ると、ゲームの種類に応じて趣向を凝らした100台近いVR機器がずらりと並ぶ。12日のメディア向け内覧会で、国内最大のVR施設を早速試した。

報道公開されたアニメ「ドラゴンボール」の技をVRで体験できるゲーム(12日午後、東京都新宿区の「VR ZONE SHINJUKU」)

報道公開されたアニメ「ドラゴンボール」の技をVRで体験できるゲーム(12日午後、東京都新宿区の「VR ZONE SHINJUKU」)

「VR ZONE SHINJUKU」。新宿歌舞伎町の雑踏を抜けると、2014年末に閉鎖した複合施設の跡地に壁を白と灰色のストライプに塗った真新しい2階建ての建物ができていた。延べ床面積は約3500平方メートル。施設の中では木や滝を模したプロジェクトマッピングが随所に投影されている。

バンダイナムコはこれまでも期間限定で東京・台場などにVRを遊べる施設を開設したが、新宿の特徴は規模の大きさだ。VR機器の台数は全部で96台。椅子に座って楽しむものから、自転車のようにペダルをこいで操作するもの、レーシングカートのような外観のものまで種類もさまざまだ。

「魚釣り」も体験

「魚釣り」も体験

内覧会で人気だったのが「ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波」だ。ゴーグルやヘッドホンをはめると「修業」の始まり。悟空に言われたとおりに、足を肩幅に広げ、体を捻って腰の辺りに手を構える――。すると手の中がボォッと光り、体に振動が伝わってきた。手を思い切り突き出すと、かめはめ波が放たれ前方の岩がガラガラッと崩れた。気持ちいい。

実際には床と手にはめたセンサー付きのグローブに振動を起こす装置がついており、プレーヤーの動作に合わせて震えるだけだ。映像や音声と絡みあうと、本当に自分がかめはめ波を打っているように感じるから不思議だ。一緒にプレーしていた他の人たちと一戦を交え、アトラクションは終了。VR機器の装着も含めプレー時間7分程度で、他のアトラクションもほぼ同様だった。

ほかにも「マリオカート アーケードグランプリVR」は本当にカートを操縦しているよう。「エヴァンゲリオンVR The魂の座」はエヴァンゲリオンのコックピットに乗り込んだような体験が味わえた。アトラクションによっては一緒にプレーしている人たちと互いに話すことができるので、友人や仲間と行くと楽しさが増すかもしれない。

自転車のような装置をこぐVRも

自転車のような装置をこぐVRも

施設全体を通して目立ったのが、VRのゴーグルとヘッドホン以外の周辺設備だ。例えば空を飛んでゴールをめざすアトラクション「極限度胸試しハネチャリ」。自転車のような装置をこいで空を旅するのだが、ふわっと浮く感覚を出すため、風船のように膨らむ機構を装置の下部に組み込んでいるという。担当者は「周辺設備をどう作りこむかでVRの世界への没入感は変わる。これが施設の強みだ」と話す。

料金は4つのアトラクションを遊べるチケットが付いて4400円(税込み)。年中無休で営業時間は午前10時から午後10時。バンダイナムコは2019年3月までに100万人の来場をめざすという。様々なエンタメ企業が注目するVR。先陣を切ったVR ZONE SHINJUKUは、新しい遊びをもたらす施設のひな型になるだろうか。(佐藤浩実)

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