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トヨタの米AI子会社、1億ドルでVC設立

ロボや自動運転で協業

(更新)

トヨタ自動車は米シリコンバレーの人工知能(AI)子会社を通じ、ベンチャーキャピタル(VC)を設立したと発表した。計1億ドル(約113億円)を投じ、AIやロボティクス、自動運転、クラウド技術の4分野でベンチャー企業に投資する。すでに米スタンフォード大などと産学の連携を広げているが、ベンチャーとの協業も増やし、自動車産業にとらわれない新規事業の礎となる技術開発を加速する。

2016年に発足したAI研究子会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」が、新しいVCを運営する。TRIは3月に1500人規模の人材が滞在できるオフィスに移転しており、資金提供だけでなく、同じ場所での人材交流や設備面などでの支援も通じ、起業家を育成する。

トヨタはTRIの最高経営責任者(CEO)にロボットやAI研究の第一人者、ギル・プラット氏を招き、AIやロボティクス、ライドシェアなどの専門人材を集めている。TRIは設立から5年間で10億ドルを投資する計画で、今回の1億ドルもこの枠組みの一環となる。新たなVCはTRIが16年8月以降に出資した自動運転やドローン向け技術、高齢者向けのロボットを開発するベンチャー3社への投資も引き継ぐ。

自動車業界はAIや通信技術の急速な発展によって、自動運転、シェアリングエコノミー、コネクテッドカー(つながる車)、電動化の大きな変化が迫っている。先進国では高齢化も進み、トヨタが新たなビジネスの創業を模索する中、TRIのプラットCEOは「世界トップの起業家精神にあふれた人材との連携を拡大することが極めて重要」とVC設立を決めた。

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