/

日産、世界シェア8%へ再挑戦 22年度までの中計

決算発表する日産自動車の西川社長(11日午後、横浜市西区)

日産自動車は11日、2017年度から始まる今後6年間の中期経営計画の概要を発表した。中国で市場全体の伸びを上回る販売台数の成長を実現し、世界シェアを16年度の6.1%から22年度までに8%に高めるのが柱だ。従来の収益源だった北米から高い成長が見込める中国に軸足を移し、16年度に終えた中計で達成できなかった世界シェアの目標に再挑戦する。

日産は11年度に策定した中計「日産パワー88」で16年度時点で売上高営業利益率と世界シェアをともに8%に高める数値目標を掲げたが、実際はどちらも実現できなかった。だが営業利益率については為替などが前提とした条件通りだったならば、実質的には8%前後の収益性を達成したとしている。世界シェアについては16年度実績で6.1%にとどまった。

日産によると16年度の中国の新車市場は2688万台と前年比13.2%増えた。日産の中国における販売台数も8.4%増の135万5000台と大幅に増加したものの、中国のローカルブランドとの競争は激しく、シェアは0.3ポイント低下し5.0%となった。

今後は価格競争力のある中国独自ブランド「ヴェヌーシア」で売れ筋の多目的スポーツ車(SUV)を強化するほか、高級車ブランド「インフィニティ」の品ぞろえも拡充して富裕層の需要を取り込む。主力の日産車を含めてブランドの認知度を高め、22年度までに中国の新車市場におけるシェアを8%に高める計画だ。

中国は09年に米国を抜いて世界最大の自動車市場となった後も、高い成長と収益性が続いている。同日記者会見した日産の西川広人社長は「今後6年間で中国市場のシェアを従来の5%から8%に上げることができれば、グローバルで8%のシェアは十分確保できる」と話した。

新中計では、従来の収益性を維持しながら連結売上高(比例連結ベース)を16年度の12兆8000億円から22年度までに16兆5000億円に引き上げる数値目標も掲げた。今後6年間で自動車事業で累計2兆5000億円のフリーキャッシュフローを積み上げる数値目標も示した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン