小野薬の18年3月期、純利益48%減 オプジーボ値下げ響く - 日本経済新聞
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小野薬の18年3月期、純利益48%減 オプジーボ値下げ響く

小野薬品工業は11日、2018年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を発表した。最終的なもうけを示す純利益は290億円と、前期に比べ48%落ち込む見通し。国が今年2月、がん治療の大型新薬「オプジーボ」について薬価の大幅な引き下げを決めたのが響く。

売上高は4%減の2360億円を見込む。このうちオプジーボは300億円減り740億円。がんの適用範囲を広げるため臨床試験(治験)を増やしており研究開発費も膨らむ。

本業のもうけを示す営業利益は50%減の365億円となる見通し。多発性骨髄腫治療薬や人工透析に使う治療薬など新製品も伸びるが補えない。

同日、大阪市内で記者会見した相良暁社長は「(オプジーボの薬価引き下げに伴う)影響が大きい。競合品の登場もあり(業績見通しは)こういう数字になった」と説明した。その上で「オプジーボは17年内に肺がんに次いで患者数が多い、胃がんでの適応が見込まれている」と話した。

同日発表した17年3月期連結決算は売上高が前の期比53%増の2447億円、純利益は2.2倍の557億円と過去最高を更新した。

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