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ドラッグストア、マツキヨ首位陥落 22年ぶり

ドラッグストア業界で22年ぶりに首位が入れ替わった。2016年度の売り上げ規模で、イオン系のウエルシアホールディングス(HD)がマツモトキヨシホールディングス(HD)を上回った。首位交代は1994年度にマツキヨがコクミン(大阪市)を抜いて以来になる。

マツキヨHDが11日発表した2017年3月期の連結売上高は前期比0.2%減収の5351億円となり、ウエルシアHDの6231億円を下回った。

新たに首位となったウエルシアHDはM&A(合併・買収)により規模を拡大した。イオンがドラッグストアの再編を目指し14年11月、ウエルシアHDを子会社化。その後、ウエルシアHDは15年にタキヤ(兵庫県尼崎市)とシミズ薬品(京都市)などを子会社化した。

17年2月期の連結売上高は前期比18%の増収となり、マツキヨHDを抜き去った。新規出店による売り上げ拡大のほか、15年9月に完全子会社にした同業中堅のCFSコーポレーションの業績も通年で寄与した。

ドラッグストア業界は成長が続く。16年度の市場規模は15年度比5.9%増の6兆4916億円。インバウンド(訪日客)への化粧品の販売や調剤事業が好調で、売り上げ規模はすでに百貨店を上回る。

22年ぶりの首位交代は実現したが、業界内ではツルハホールディングスサンドラッグも5千億円超の売上高を誇るなど大手の混戦は続く。M&Aによる規模拡大か、あるいは地道な成長か。ドラッグストアの象徴的存在だったマツキヨが首位から陥落した今、新たな競争のステージが始まる。 (今井拓也)

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