2018年1月22日(月)

大塚家具、小型店に再起託す 19年に最大50カ所

2017/3/10 21:26
保存
共有
印刷
その他

 大塚家具は10日、2019年12月期までに店舗面積2千平方メートル未満の小型店を35~50カ所展開すると発表した。16年初めの4店から大幅に増やす一方、1万平方メートル規模の大型店は閉鎖、縮小する。固定費を抑えた運営体制に切り替え、立て直しにつなげる考えだ。

 業績低迷を受けて中期経営計画を取り下げてから1カ月後に、新経営ビジョンとしてホームページに公開した。地方都市で百貨店や地元の住宅メーカーとの提携店を30、首都圏では特定の商品やブランドを集めた専門店を5~20開くとしている。いよてつ高島屋(松山市)には提携店、商業施設「柏の葉T―SITE」(千葉県柏市)にはソファ専門店を設けた。

 提携店では「大塚家具」という看板を掲げるものの、商品供給にとどめる。専門店は小型で配置人員が少なくなる。この結果、売上高に占める人件費と家賃の比率をそれぞれ約15%と現行の20%前後から引き下げる。

 大型店は交通の便が悪く古い店から閉鎖する。全店舗数は現在の約20から50~70に増える見通しだ。先行して開いた兵庫県姫路市の提携店は「好調で百貨店全体の客数やアパレルの売り上げが伸びている」(大塚久美子社長)としている。

 百貨店と小型店を成長ドライバーにするのは勝ち組のニトリと同じ。ニトリは15日に東武百貨店池袋店など都内の百貨店や商業施設で3店を同時に開く。さらに小型の新業態「ニトリEXPRESS」を今月末から出店する。ただ地方百貨店への出店は「採算が取れない」(幹部)と慎重。大塚家具とは似て非なる戦略になっている。

 大塚家具は経営ビジョンで、インターネットと店の連携や提案サービスの強化も柱にあげた。もっとも、売上高目標など今後の具体的な経営数値を示すのは「現時点では難しい」と見送った。店舗規模の縮小が切り札となるのか、見えない。

日経電子版が2月末まで無料!初割のお申し込みは1月31日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

関連キーワードで検索

大塚家具百貨店柏の葉T―SITEニトリ東武百貨店



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報