2018年10月16日(火)

LINE、無料動画を生配信 対話アプリで視聴促す

2015/12/10 20:43
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無料対話アプリのLINE(東京・渋谷)は10日、企業や芸能人らがリアルタイムで無料動画を配信するサービスを始めたと発表した。公演中のコンサートの様子などをスマートフォン(スマホ)でどこでも見られるようにする。「ニコニコ動画」を手掛けるドワンゴに続く生中継サービスが登場することで、動画配信がテレビを補完するという姿が一段と鮮明になりそうだ。

サービス名は「LINE LIVE(ライブ)」で、対話アプリとは別の専用アプリをダウンロードして視聴する。まず、アイドルグループ「AKB48」など100組以上のタレントらが番組配信に参加する。TBSテレビやニッポン放送も放送内容と関連する特別番組を生中継する。当面は1日当たり3~8本の番組を配信する。

LINEは自社の対話アプリで番組表を毎日送るほか、番組の開始直前にも通知する。利用者は見たい番組があれば、ワンタッチで動画視聴用のアプリに切り替えられる。生中継の終了後でも無料で見られる番組も用意する。

来年には一般の利用者も自分の生中継番組を配信できるようにする。番組には広告が入り、広告収入を番組提供者とLINEが分け合うことで、無料配信が可能になる。

無料の動画配信ではドワンゴが「ニコニコ生放送(ニコ生)」としてニュースや将棋の対局などのイベントを中継しているほか、米ユーチューブもある。有料サービスも広がっており、米ネットフリックスや米アマゾン・ドット・コムなどが日本で今年から、定額で映画やドラマが見放題になるサービスを始めた。

これまでエンターテインメントの視聴はテレビが主役だった。ただ、消費者の多様化する志向をとらえきれず、若者を中心にテレビ離れが進んできたとされる。LINEは通常のテレビ番組では視聴者が少なくて放送ができないようなリアルタイムの映像を届けることで、これまでの番組に飽き足りなかった視聴者をつかむ考えだ。

あわせて、配信番組の豊富さだけでなく、日本で5800万人が利用する自社の対話アプリの使い勝手の良さも活用。映画やドラマなど多様な動画配信サービスが生まれている中で、早期に月間1000万人の視聴者獲得を目指す。

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