サントリーHD副社長に鳥井信宏氏 中長期戦略担う

2015/12/10 20:05
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サントリーホールディングス(HD)は10日、来年4月からの新たな経営体制を発表した。飲料子会社サントリー食品インターナショナルの現社長で創業家出身の鳥井信宏氏(49)が新たにHDで代表権のある副社長に就く。HDの中長期戦略担当となり、昨年就任した新浪剛史社長(56)とともにグループ全体のかじ取りを担う。

サントリーは鳥井信治郎氏が創業。長男の鳥井吉太郎氏が亡くなったため、養子に出ていた次男の佐治敬三氏が2代目社長に就き、ビール事業に参入するなど同社を総合飲料メーカーとして育てた。HDの佐治信忠会長(70)は敬三氏の子供で、信宏氏は吉太郎氏の孫にあたる。新浪社長はローソン会長から転じ、創業家以外では初めて社長に就いた。

3月下旬に予定する株主総会を経て、信宏氏はHDの副社長に就く予定だ。中長期戦略のほか酒類や飲料などの国内事業を統括する。

サントリーHDは昨年、約1兆6千億円を投じて米蒸留酒大手ビーム(現ビームサントリー)を買収し、海外での事業基盤を大きく拡大した。2015年見込みで2兆6500億円の売上高を「2020年に4兆円」(佐治会長)にする目標を掲げる。

これまで清涼飲料事業を中心に手掛けてきた信宏氏が他の分野の戦略にも携わり、経営層としての経験を積むことで将来に備える。後任のサントリー食品社長には信宏氏を支えてきた小郷三朗副社長(61)が昇格する。

あわせて飲料販売を手掛けるサントリーフーズ社長に同社の内貴八郎専務(55)が、サントリービバレッジサービス社長にサントリー食品インターナショナルの澄川潤一執行役員(57)が就く人事も発表した。

◇サントリー食品インターナショナル

小郷 三朗氏(こごう・さぶろう)77年(昭52年)京大法卒、サントリー(現サントリースピリッツ)入社。11年サントリー食品インターナショナル専務、12年に副社長。大阪府出身。

◇サントリーフーズ

内貴 八郎氏(ないき・はちろう)79年(昭54年)育英高卒、サントリーフーズ入社。15年専務。兵庫県出身

(2016年3月下旬就任。土田雅人社長はサントリービバレッジソリューション社長に)

◇サントリービバレッジサービス

澄川 潤一氏(すみかわ・じゅんいち)81年(昭56年)九大経卒、サントリー入社。13年サントリー食品インターナショナル執行役員。福岡県出身

(2016年3月下旬就任。鎌田泰彦社長はサントリーホールディングスの常勤監査役に)

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