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国内VC投資、15年度11%増 2年ぶりプラス

一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(東京・新宿)は10日、2015年度の国内ベンチャーキャピタル(VC)の投資額(速報値)が14年度と比べて11%増の1302億円だったと発表した。前年度比プラスとなるのは2年ぶり。低金利を背景にリスクマネーがベンチャー市場に流れ込んでいるうえ、国の支援による大学発VCの投資が伸びたことが全体を底上げした。

調査は国内VCを対象に6月3日~8月3日に実施。120社の回答を集計した。事業会社や事業会社子会社による投資のほとんどは含まない。

国内投資は18%増の874億円と、3年連続でプラスだった。業種別でみると、人工知能(AI)などIT(情報技術)関連が半分以上を占めた。次いでバイオ・医療・ヘルスケアが2割弱だった。市川隆治理事長は「新薬や医療機器の審査期間が短くなり、医療ベンチャーへの投資が伸びている」と話す。一方、海外投資は419億円とほぼ横ばいだった。

15年度に新しく設立したファンド数は12本増の51本、金額ベースでは1932億円と2倍以上に増えた。14年施行の産業競争力強化法で国立大学が自前の大学発ベンチャーに投資するVCを設立できるようになり、大阪大学や東北大学、京都大学が100億円規模のファンドを組成している。

ただ海外と比べると、投資額の差が広がっている。米国の15年のVC投資額は16%増の7兆1475億円。世界2位の中国は25%増の2兆5084億円だった。

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