2018年1月16日(火)

クックパッド、子会社売却を検討 強まる創業者色

2016/5/10 17:31
保存
共有
印刷
その他

 クックパッドは10日、キッチン用品などの電子商取引(EC)子会社の株式譲渡を検討すると発表した。同社は創業者の佐野陽光氏と旧経営陣が事業の多角化路線を巡って対立し、最終的に佐野氏と近いとされる岩田林平氏が3月に社長に就任したばかり。今回の子会社売却検討は、「創業者色」が強まっていることを示している。

 クックパッドが株式の譲渡を検討するのは、衣類やキッチン用品などのEC事業を手掛けるセレクチュアー(東京・品川)。譲渡先や譲渡株式数などの詳細はまだ決まっていない。

 創業者の佐野氏や社長の岩田氏ら現経営陣は、「料理レシピサイト運営」という本業に注力する方針を打ち出している。今回の子会社株の売却は、その第1弾といえる。

 同社は「セレクチュアーを含む複数の未上場の子会社株式を第三者に売却する検討を開始する」とも説明している。今後は一段と事業再編のスピードが上がっていきそうだ。

 クックパッドの経営陣の対立は今年に入ってから表面化。前社長の穐田誉輝氏は積極的な多角化戦略で同社を急成長させてきたが、本業のレシピサイト運営を重視する創業者の佐野氏が反発。大株主でもある佐野氏は3月の株主総会で取締役を一新するよう株主提案し、旧経営陣らと対立してきた。

 結局、株主総会後に穐田氏は社長を退任し、佐野氏が推していたという岩田氏が社長に就任。佐野氏や岩田氏が経営の主導権を握っている。

(中尚子)

日経電子版が2月末まで無料!初割のお申し込みは1月31日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報