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コンテナ船3社統合「親会社しのぐ存在に」 ONE発足

日本郵船商船三井川崎汽船がコンテナ船事業を統合した新会社が発足したことを受け、3社の社長らが10日、東京都内で記者会見した。「将来は親会社をしのぐようになってほしい」(内藤忠顕日本郵船社長)などと述べ、統合が進む欧州のメガキャリアなどとの競争に打ち勝つ意欲を示した。

3社は7日、新会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」(ONE)を設立。持ち株会社の本社を東京に置き、運航管理などにあたる傘下の事業会社をシンガポールに設置した。事業会社の最高経営責任者(CEO)には日本郵船経営委員のジェレミー・ニクソン氏が就任。新会社はコンテナ船事業で世界シェアの約7%を占め、来年4月の営業開始を目指し準備を進めている。

記念写真に納まる(左から)川崎汽船の村上社長、商船三井の池田社長、「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」のニクソンCEO、日本郵船の内藤社長(10日午後、東京・大手町)

コンテナ船業界では近年、業界首位のA・P・モラー・マースク(デンマーク)など欧州や中国の大手が主導するM&A(合併・買収)が相次ぐ。9日には中国国有で業界4位の中国遠洋海運集団が香港同業の買収を発表した。欧州と中国の大手4社がシェア10%以上を握り、日本で誕生したばかりのONEに差をつける。

10日の会見でニクソン氏は「我々が培ってきた知見を集積して最適な選択をすることで強みを伸ばしたい」と強調。欧州・中国の競合による再編の動きに関し、「3社統合で十分な規模を確保した。規模だけでなく効率性をもって次の戦略を考える」と語った。

会見では会社名の頭文字をつないで「ONE」の文字をあしらった、新会社のロゴも発表。川崎汽船の村上英三社長は「3社が一つになって存在感ある会社になりたい」と述べた。商船三井の池田潤一郎社長も「3社の相違を克服して、世界に類をみないユニークな存在になりたい」と話した。

(福冨隼太郎)

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