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武田、米製薬を6200億円で買収 がん分野を強化

武田薬品工業は9日、米ナスダック上場でがん治療薬を手がける製薬会社、アリアド・ファーマシューティカルズ(マサチューセッツ州)を約54億ドル(約6200億円)で買収すると発表した。1~2月にTOB(株式公開買い付け)を実施、完全子会社にする。武田はがん、消化器、中枢神経の3つを重点分野に位置づけており、米社買収でがん分野を強化する。

武田はアリアド社の発行済み株式の全てを1株24ドルで取得する。買収資金は借入金と手元資金で賄う。武田は過去に米バイオ医薬のミレニアム・ファーマシューティカルズやスイス製薬のナイコメッドを1兆円規模で買収しており、今回の買収は同社として3番目の規模となる。

アリアド社は血液がんの一種である白血病の治療薬を発売済み。この薬は2016年12月期に1億8千万ドル程度の売り上げを見込む。非小細胞肺がんを対象とした薬も臨床試験を実施中で、将来は年10億ドル超の売上高を期待できるという。

アリアド社は1991年設立。15年12月期の業績は売上高が前の期比13%増の1億1880万ドル、営業損益は2億1727万ドルの赤字だった。

武田は事業の選択と集中を加速している。臨床検査薬大手の和光純薬工業(大阪市)や特許切れ薬を切り離す一方、胃腸薬に強いカナダのバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルの買収を検討するなど、重点分野の事業強化を図っていた。

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