三菱電機、最速・最長エレベーターでギネス認定
■三菱電機 9日、中国・上海市で建設された中国最高層ビル「上海中心大厦」に納入したエレベーターが世界最速、最長としてギネス世界記録に認定されたと発表した。世界記録は「最高速エレベーター(分速1230メートル)」「最長エレベーター(578.55メートル)」「最高速2階建てエレベーター(分速600メートル)」の3つ。
このうち世界最速エレベーターは7月に納入を完了した。地下2階から地上119階まで約53秒で到達する。稼働中のものとして世界最速だった「台北101」の東芝エレベータ製(分速1010メートル)と、中国・広州市で5月に分速1200メートルの走行試験に成功した日立製作所製を抜いた。
上海中心大厦は地上632メートルで、世界で2番目に高い超高層ビルになる。今年7月に119階の展望フロアがオープンした。