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世界ICTサミット開幕 「IoTで社会を豊かに」提言相次ぐ

2015/6/8 21:31
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「インテリジェンスが築く都市・ビジネス・社会」をテーマにした「世界ICT(情報通信技術)サミット2015」(日本経済新聞社・総務省主催)が8日、開幕した。あらゆるものがネットワークにつながる「IoT(インターネット・オブ・シングス)」や大量のデータをやり取りできるクラウド技術を様々な産業に生かせば、社会をより豊かにできるとの提言が相次いだ。

講演する富士通の山本正已社長(8日午後、東京・大手町)

講演する富士通の山本正已社長(8日午後、東京・大手町)

富士通の山本正已社長は「ICTによるインテリジェントな社会が実現しつつある。人がより幸せになるために利用されるべきだ」と語った。重要な応用分野として教育、農業、交通、製造現場、医療を挙げ、新しい取り組みを紹介。生徒の学習履歴を把握・分析すれば、一人ひとりに合った教材や指導方法を提供できるようになるという。

そのうえで知的で豊かな社会の実現には「業界を超えた協力関係が重要」と指摘した。複数の企業に散らばる多様な技術を融合しやすいICT環境を整備していく考えを示した。

NECの遠藤信博社長は「生のデータを整理・分析して知識、知性を得ることができる」としたうえで、「ICTによってリアルタイム、ダイナミック、リモートに新しい価値を生むことができる」と主張した。

講演するNECの遠藤社長(8日午後、東京・大手町)

講演するNECの遠藤社長(8日午後、東京・大手町)

独自技術として顔認識技術を挙げ、アルゼンチンのティグレ市に導入した防犯システムを紹介。防犯カメラのデータから顔情報を分析することでひったくりに多い「2人乗りのバイク」などを見つけ出し、犯罪の発生件数を激減させたという。

山本氏と遠藤氏がそろって訴えたのがサイバーセキュリティーの重要性だ。あらゆるものがネットにつながるとサイバー空間の脅威が現実社会に及ぶからだ。セキュリティーの人材育成や技術開発に注力していることを強調した。

午後のセッションは国内ベンチャー経営者らがICTの可能性について議論した。ネット経由で個人に仕事を発注するクラウドソーシング大手、ランサーズの秋好陽介社長は「場所を選ばずに働ける人が増えれば、将来の労働力不足の解消や地方創生に役立つ」と語った。ウェブ会議最大手のブイキューブの間下直晃社長も、遠隔地とやりとりできるシステムが教育や医療の地域格差を解消すると主張した。

午後の部であいさつした高市早苗総務相は「ビッグデータが円滑に流通するためのICTインフラ構築に取り組む」との方針を示した。

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