マツダが新型エンジン、燃費2~3割改善 19年導入

2017/8/8 16:10
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 マツダは8日、技術開発の長期ビジョンを公表した。燃費を2~3割改善した新型のガソリンエンジンを開発した。点火ではなく圧縮によってガソリンを燃やす技術を世界で初めて実用化し、2019年に導入する。同社はハイブリッド車(HV)などを含めて、当面は世界の新車の大半がエンジンを搭載する車が占めるとみている。エンジンの改良を続けて競争力を高める。

 同日、東京都内で記者会見した小飼雅道社長は「実質的な二酸化炭素(CO2)削減へ独自のアプローチをする。各地域における自動車のパワーソースの適性を踏まえて、マルチソリューションで進めていく」と語った。

 スウェーデンのボルボ・カーなど世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)に注力し始めている中、マツダは中長期の電動車両の比率などの目標は明らかにしなかった。

 新型エンジンは11年に投入した環境技術群「スカイアクティブ」の第2世代と位置づける。ガソリンと空気の混合気をピストンの圧縮によって自己着火させる技術を導入する。燃費のほか、アクセル操作時の応答性などを高めた。藤原清志取締役専務執行役員は「内燃機関(エンジン)の理想を追求し続けて、そのうえに電動化技術を組み合わせることが我々のぶれることのない基本戦略だ」と強調した。

 エンジン車をめぐってはフランスと英国が40年までに自国内でガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を明らかにしている。小飼社長は「外部機関調査によると、35年にHVも含めて車の約85%に内燃機関が使われると予測されている。今後、新興国に車が増え、インフラ整備されていない地域では内燃機関の活用が重要だ」とし、今後も需要が持続するとの認識を示した。

 長期ビジョンでは新型エンジンのほかに自動運転技術について20年に実証実験を始め、25年までに標準装備することも明らかにした。小飼社長は「人が起こしたミスを車が助ける技術だ」と説明したが、具体的な自動運転の中身は明らかにしなかった。

 環境目標も公表した。企業平均のCO2排出量を10年と比べて、30年に5割、50年に9割削減する。新型エンジンなどを活用し、環境負荷の少ない商品を展開する。EVではトヨタ自動車と共同で開発する計画を4日に発表していた。(湯沢維久)

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