小型車「ミニ」にディーゼルも BMW、SUV・クーペで
BMW日本法人は8日、傘下の小型車ブランド「ミニ」でディーゼルエンジン車を発売したと発表した。多目的スポーツ車(SUV)「クロスオーバー」、クーペ「ペースマン」を部分改良した。同ブランドのディーゼル車は日本で初。ガソリン価格が高止まりするなかで価格が安い軽油が燃料のディーゼル車の需要が広がりそうだ。
発売したのは排気量2千ccのターボ付きディーゼルエンジン車。燃費はクロスオーバーが軽油1リットル当たり最長16.6キロメートル、ペースマンが16.3キロメートル。それぞれ同じモデルの1600ccのガソリン車に比べて2割近く改善した。
価格はクロスオーバーが341万~387万円、ペースマンは341万円。ガソリン車に比べて20万円程度高いが、エコカー減税などを入れると負担額の差は5万円程度(クロスオーバーの場合)。「1万5千キロメートル走行すれば負担額は相殺される」(BMW日本法人)という。
軽油はガソリンに比べて価格が1~2割安い。ディーゼル乗用車も販売が好調で2013年の販売台数は7万6千台と前年比8割伸びた。今秋にはマツダも小型車「デミオ」のディーゼル車を発売する見込みで、普及に弾みが付きそうだ。
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